新しいMacbook Airを買ったら、「USBポートがない!どうすればいい?」と悩んでいる方はいませんか?一番困るのは外付ハードディスクがそのままではつなげられないこと。
2022年現在、既存のUSBケーブルがそのまま接続できないときに、どのような変換ケーブル(またはUSBハブ)を使用したらいいか?という対処法を、今回は解説していきたいと思います。
目次
一般的なUSBポートと新しいUSBポートの違い
いままで、一般的に使用されていたUSBポートは「USB-A(USB Type-Aともいいます)」という形です。
それに対して、2022年現在(2020年以降)、Macbookに採用されているのは「USB-C(USB Type-C)」という形状になります。
差し込み口の形が違うので、当然のことながらそのままでは、既存のUSB(USB-A)を使用することはできません。
ケーブルの種類については、Apple社のサイトにも詳しい説明があります。
https://support.apple.com/ja-jp/HT207443
いままでのUSBポートがなくて困ること
冒頭にも申し上げましたが、実感として感じるのはいくつかあります。
外付ハードディスクがつなげられない
過去に撮影したデータはすべて外付ハードディスクに入っているのですが、すべてUSB(USB-A)ケーブルで接続するタイプのものです。正確には数えていないのですが、合計20台以上はあるので大変です。
カメラとの同期撮影ができない
テザー撮影といって、カメラとパソコンをつないで撮影する手法があります。
いままではUSB-Aでつないでいましたが、このケーブルも使用できなくなりますので新しいケーブルを購入する必要があります。
いままでのケーブル(USB-A)は1本あたり6,000円程度だったのが、新しいケーブル(USB-A)は8,000円以上と値上がり。
イヤホンなどの充電ができない
Bluetoothイヤホンを持っているのですが、既存のUSB(USB-A)ケーブルで充電するタイプなので、充電ができなくなりました。
まだまだUSB(USB-A)ケーブルを採用したBluetoothイヤホンが主流だと思いますので、同じように困っている人はいると思います。
SDカードが読めない
既存のUSB(USB-A)ポートの廃止と直接のかかわりはありませんが、新しく購入したMacbook AirではSDカードスロットも廃止されました。
撮影中、特に動画を撮影しているときに「もう少し大きな画面で確認したい」というお話になることがときどきあります。
そんなときにSDカードスロットがあると便利だったのですが、すぐにSDカードを挿してデータの確認をする、ということができなくなりました。
USB(USB-A)に対応しているカードリーダー(SDカードやCFカードを挿して読み込みができる機材)は持っているのですが、こちらもUSB(USB-A)ポート対応のため、そのまま使用することはできません。
既存のMacとの互換性がなく、ケーブルの種類が増えてしまう
僕の事務所では27インチのiMacを4台使っているのですが、すべてUSB(USB-A)ポート対応の機種です。
新しいMacbook Airを使用することで、ケーブルの種類が増えてしまい、忙しいときにいろいろと混乱してしまう可能性はあるかなと思います。
自分が作業するだけならいいのですが、他のスタッフにケーブルの種類などを覚えてもらって、置き場所を決めて...というのはそれなりに大変です。(ただでさえ、年々機材が増えているので、説明が大変)
新しいUSB-CポートのMacにまず必要なものは?
ひとまず、ハードディスクが読めないことには仕事ができません。
さらに、最近のMacはSSDという記憶装置が採用されていて、基本的にデータはクラウド(ネット上のデータ保存スペース)か、外付の記憶装置(HDDまたはSSD)に保存してね、という方向性なので、Macの中に保存できるデータ量も少なくなっています。(SSD自体がまだ高価なことも原因です)
新しい規格が定着するまでの過渡期なので仕方がないのですが、変換アダプター(変換コネクター)もしくはUSB Type Cハブを購入する必要があります。
変換アダプター(変換コネクター)
USB-C - USBアダプタ
アップル純正の変換アダプターも販売されています。他の機種に比べると、金額は少し割高になります。
USB Type Cハブ
新しいUSBはメリットも大きい
ケーブルの種類が新しくなるときには、いろいろと不平不満が出てきますが、それでも新しいUSB(USB-C)にはメリットがいろいろと多いので、今後普及していくとは思います。全部挙げると難しくなってしまうので、一部だけ紹介します。
100Wの電力が供給できる
ノートパソコンなどの充電ができるようになりました。ノートパソコン以外にも、液晶ディスプレイなどの大型機器をつなげられるようになりました。
転送速度が速い
データのコピーが速くなりました。1GBのデータを0.9秒で転送できる、と言われています。
まとめ
Macのケーブルは頻繁に変わっていましたし、最近はわりと変更が少なかった方かなと思います。
新しい規格を採用して、つなげられるケーブルの種類も少なくしてできるだけシンプルに。
というのは昔からアップルが行なってきたので、早く慣れるしかないですね。
ただ、いままでのUSB(USB-A)が定着して期間がすごく長かったですし、ここ最近はパソコンから充電できる機器もすごく増えています。
いろいろな機種があたらしいケーブルの規格に変わっていくにはまだまだ時間がかかるとは思いますが、変換アダプターなどを使用してうまく対応していきたいですね。