Macを使っていて「記号入力の仕方がわからない!」という質問は多いです。【】や㎡などの記号を、Macで簡単に入力する方法を解説します。ライターさんなど、原稿を書く人にはきっと役立つ知識です。
僕のまわりに聞いても意外と知らない方が多いようなので、まとめてみました。
覚えるとすごく便利ですよ。
*今回ご紹介しているのは2020年頃の知識です。できるだけ情報はアップデートしていくつもりですが、OSのバージョンによっては異なる場合もあります。基本的な操作方法は同じです。
目次
ひらがな+スペースで簡単に候補出し
変換候補を出すためには、「ひらがな」で文字を入力したあとに、「スペースキー」を押します。一度で候補が出てこない場合はさらにスペースを何度か押すと、候補を順に表示できます。
お目当の候補が出てきたら、エンター(リターンキー)で確定してください。
よく使う記号の選び方
【】《》“”
「かっこ」と入力してスペースを押すと変換候補が現れます。スペースを押すたびに次候補に進みますので、どんどん先に進めていきましょう。最初は【や《などが優先候補として出てきますが、しつこく何度もスペースを押しましょう!(しつこく←これ大事です)
【】《》など、前かっこと後ろかっこがセットになっている記号が出てきますので選択してエンターを押します。
特に使用するのは「“”」や「〝〟」などのカッコ(ちょんちょん)ですね。
~
「から」と入力します。「よこぼう」でもOKです。よこぼうでは、他の類似記号も出てきます。(_―など)
m ㎞ + -
それぞれ、「めーとる」「きろめーとる」「プラス」「マイナス」とスペースです。
・
「てん」もしくは「なかぐろ」で候補が出てきます。「てん」はいろんな種類が選べます。「・」は専門用語でナカグロと呼ぶので、ライターや編集者にはおなじみです。読み方を覚えておきましょう。僕はなかぐろでいつも変換してます。
…
「てん」で候補が出ます。てんは漢字候補も多いため、何度もスペースを押さないと出てこないかもしれません。編集用語では「三点リーダー」といいます。
ちょっと以前のMacでは「てん」からの変換が一般的でしたが、最近は半角ピリオドを3回連続打つと、「…」に自動変換してくれるため、そちらの方が早いです。
,.
こちらもそれぞれ、「てん」で出てきます。カンマは「かんま」でもOKですが、ピリオドは「ぴりおど」で変換できない点に注意です。(OSのバージョンによって異なる可能性あり)
「てん」は「、」「。」「:」のようなほかの候補も選べます。
㎡(平方メートル) ㎥(立法メートル)
それぞれ、「へいほうめーとる」「りっぽうめーとる」と入力して、スペースを押します。普段使わないので、割と忘れやすいです。
? ! &
キーボードでも選択できますが、それぞれ「はてな」「びっくり」「あんど」で候補が出ます。
記号が出てこない場合は「キーボードビュアー」を使う
日本語入力+スペースで使いたい記号が出てこない場合は、キーボードビュアー(文字パレット、文字ビューアー)を使用して選ぶ必要があります。
なんと、最近のMacではデフォルトでメニューバー(Mac画面の上部)の右上から文字パレットを表示することができません!
なぜそういう仕様になってしまったか謎なのですが、設定を変更して表示させましょう。
<リンク Macで記号をキーボードビュアー(文字パレット)を使って入力する方法>
*以前のバージョンのMac(おそらくOS 10.9以前くらい?)ではもっと簡単でした。
メニューバー右側にある入力メニューから「文字パレットを表示」させます。文字パレット、使いたい記号を探します。
これだけだったのですが。。
頻繁に使用する単語は「ユーザ辞書」に登録
Macちゃんは昔から比べると賢くなりましたが、まだまだ人間の勝てません。変換候補をユーザ辞書に登録することで、さらに効率よく変換することが可能です。
<Macでよく使う単語を「ユーザ辞書」に登録して効率化!>
メニューバーの右側にある「あ」「A」と表示されているアイコンをクリックすると、縦に長くなるメニューの中に「ユーザ辞書を編集…」というのがありますので、そちらを選びましょう。
僕のMacBook Airに入力されている単語です。(少なっ…!)
いつ、「きららざか」を使用したのか忘れました。。そんなに重要な単語か??
応用編で、「よろ」を「よろしくお願いします。」に変換、など登録していると、ビジネスメールも早く打てます。
僕自身ものぐさなので登録がめんどくさいのですが、こまめに登録しておくと便利です。
記号入力時は文字化けに注意!
Winndowsでは一部の特殊記号は文字化けてしまうので注意しましょう。
原稿ライティングや編集を仕事として受ける場合、最初の頃にやってしまいがちなのですが、いろんな記号が文字化けしてしまい、先方から修正を依頼されることがあります。
そのぶんお互いの工数増につながりますので、気をつけましょう。
特に、ファイル名は(以前より少なくなりましたが)いまだに文字化けしやすいため、できれば英字での表記が望ましいです。
<リンク Macユーザーはファイル名をローマ字と数字で管理しよう【フリーランス向け】>
以前はOpenOfficeやLibreOfficeを使って原稿を書いていましたが、いまから始めるならOffice定額制が便利です。
プロのライターとして原稿を書く人は「記者ハンドブック」を必ず購入しましょう。ライター、編集者のバイブルです。
そもそもの送り仮名や漢字の使い方を間違えないように、記者ハンドブックのルールを記憶するぐらいたくさん書きまくりましょう。
<リンク Amazon>
記号入力を覚えてスピードアップ!
今回は、初心者がつまずきがちな記号の入力方法について、解説してみました。
原稿や企画書を書くときに、知っているのと知らないのとでは作業スピードが全然違ってきます。まわりにMac使いがいないとなかなか学べないことも多いのですが、これを機に少しでも作業効率アップにつながればうれしいです。