MacユーザーがWindowsユーザーにWordやExcelなどのファイルを送るときに、ファイル名が文字化けしてしまうケースがあります。どのようなときに文字化けしてしまうのでしょうか?回避方法も含めて、先方に迷惑をかけないファイルの送り方を解説します。
フリーランスで仕事を始めたい人(すでに始めてる人)をはじめ、Macで仕事をしている人におすすめの記事です。
ファイルの文字化けはお互いにとってマイナス
「急いでファイルを送ってください」と言われてすぐ対応したものの、
「文字化けしてるんですけど~~!!!」と連絡が来たことはありませんか?(ややキレ気味に)
MacからWinにファイルを送ると、文字化けしてしまうことがあります。
できれば避けたいですよね。
なぜ文字化けが起こるのか?という理由からまずは見ていきましょう。
理由は文字のエンコードが違うから
難しい説明は省きますが、MacとWinは文字を表示させる仕組みが微妙に違います。
昔は激しく違っていたのですが、それじゃ使いにくいよね~ということで、少しずつ共通する部分が増えてきました。
互いのOS同士のバージョンにもよっても異なるのですが、この「相性」の問題で、文字化けが発生してしまうことがあります。
特に、zipファイル(圧縮ファイル)を解凍したりするときに起こりやすいです。
文字化けが起こってしまうのは?
ファイル名に「日本語」や「記号」を使っていると文字化けしやすいです。
特殊記号という変わったものが文字化けになりやすいんですが、一般記で特に使ってはいけないとされているのは「.」や「/」です。
なので、記号はなるべく使わないようにしましょう。
記号の中でも、WEBアドレスなどに使われる「-(ハイフン)」や「_(アンダーバー)」は問題なく使用できます。
全角も使わないように注意
また、Macユーザーに多い勘違いとして、全角の英数字や記号を使ってしまうケースがあります。「ー」などは日本語と同じような扱いになってしまうため、避けましょう。
半角の「ローマ字と数字」の組み合わせがベスト!
「ではどんなファイル名がいいの?」という方。半角の「ローマ字と数字」を使用しましょう。上に書いたように、半角の「-(ハイフン)」「_(アンダーバー)」も使用してOKです。
僕がよく使うファイル名をサンプルとして記載します。
参考:
200310_xxxx_xxxxx.zip
日付とアンダーバーに加えて、「クライアント名(または自社の屋号)」「プロジェクト名」などでファイル名を統一します。
請求書も「invoice」といったファイル名にします。
仕事でよくあるケースは?
クライアントから、日本語のファイル名が届くケースがあります。最初のうちはこちらから「半角の英字+数字」のファイル名で送っていたとしても、日本語に直されて返ってくるケースがあります。
修正_日本語日本語_原稿_2校
みたいな感じですね。
このような場合は、おそらく先方で問題なく認識できていて、日本語で管理したいということだと考えられるので、日本語ファイル名で大丈夫な場合が多いです。
(心配な際には確認しましょう)
また、初めてのやり取りでは失礼がないように、初回のメールで「文字化けの可能性があるため、ファイル名は英数字にしています」のように一筆添えると親切です。
写真やデザイン関連ファイルの場合、ファイルの点数が膨大になることがあるので、万が一直す場合はすごく手間がかかります。最初に確認しておいた方がいいですね。
(たまにあるのは、デザイナーさんがイラレのデータと一緒に送った画像ファイルの名前が、いろいろ文字化けしてて判読不能…など)
あとがき
今回は、Macユーザーがファイル名をどのように設定すればOKかについてまとめてみました。
最近では文字化けもだいぶ減っていますが、いろんな会社さんと取引していると、いまだに時々あります。
ぜひ、先方にわかりやすいスムーズな仕事を心がけていくようにしましょう。