撮影機材

カメラ機材を買うときに迷ったら「みんなが使っている道具」を選ぼう

2021年3月20日

  1. HOME >
  2. カメラ機材&ガジェット >
  3. 撮影機材 >

カメラ機材を買うときに迷ったら「みんなが使っている道具」を選ぼう

2021年3月20日

撮影用の機材って高いですよね。カメラにレンズ、三脚、パソコンにソフトウェアまで。さまざまな機材が必要ですが、どんな機材を選べばいいのでしょうか。今回は、機材の選び方についてのアドバイスです。

撮影用機材にはどんなものがある?

撮影機材とひとことで言っても、写真・動画といったジャンルによっても変わりますし、何を撮るかによっても必要なものは異なります。とはいえ、仕事で使おうと思えば、カメラだけで10万円以上、レンズを含めると15万円以上のコストが発生するのは一般的ではないでしょうか。
ここ数年、カメラ関連機材の価格は上がっていますので、実際には20~30万程度の費用がかかると思います。
そのほかに、メモリーカード、ストロボ(照明機材)、三脚、パソコンはもちろんのこと、編集用のソフトウェアなどなど。
とにかく、たくさんの機材を揃えないといけませんので、最低でも100~200万以上の出費は覚悟しないといけません。
また、機材はあくまでも道具、つまり消耗品です。使っているうちに故障する可能性もありますし、定期的なメンテナンスも必要になります。

「機材選び」の失敗はできるだけしたくない

トータルコストを考えると、できれば「使いにくい機材」や、「仕事用には向いていない機材」の購入は避けた方がいいでしょう。
特に、独立したての頃はすぐに仕事が入ってくるわけではありませんし、金銭的なやりくりも大変です。
昔みたいに、ギャラの高い案件がたくさんあって、フリーランスとして働けばすぐに元が取れる…という時代ではないため、「機材選び」はできるだけ慎重に行うことが大事です。

「機材選び」を失敗してほしくない理由

じつは僕自身が、あまり理想的といえる機材選びをしてこなかったからです。
フリーのフォトグラファーになった直後、購入したあるメーカーの機材は、プロで使用している人は比較的少なめでした。
事前にリサーチしていなかったのが悪いのですが、レンズモーターの駆動音が大きく、ピントを合わせるたびにキュイン、キュインと音がするのが難点でした。
静かな場所の撮影には不向きで、次第に使わなくなってしまいました。
また、他社製の上位機種と比較した場合に、防塵性(ぼうじんせい・ホコリに対する耐性)が低く、毎日のようにガンガン撮影現場で使うのには少し不安な部分もありました。
結果、数ヶ月で他社製のカメラとレンズを買い直すことに…。

ストロボも同様。あまりメジャーではないメーカーのものを使っていたのですが、購入後にオプション品の種類があまり多くないことがわかりました。
当時はまだストロボ機材が1台10万円ほどした頃。当初お金がなくて1台だけしか買えず、2台目を買うことなく、他社製品を使用するようにしました。

どんな機材を選べばいい?

「機材の選び方」について相談されることが多いのですが、はっきりいって目的によってこのカメラがベスト、というのは大きく異なります。
基本的に一眼レフカメラはキヤノンかニコンのどちらかを使っている人がほとんどだと思いますが、この2社のうちどちらかを選べば問題ないです。

みんなが使ってる機材には理由がある

すごく乱暴な表現ですが、厳しいユーザーの評価に応え、支持されているのにはそれなりの「理由」があるからです。
まず、「なぜ多くの人が使っているのか」という視点から、さまざまなレビューを見ていきましょう。
また、別の理由としてはアクセサリー(オプション品)の豊富さがあります。
カメラの場合は、ズームレンズ、単焦点レンズといった交換レンズ群。
ストロボ機材の場合は、ソフトボックスなどの光の質を変化させる道具たちなど。
また、それ以外でも、対応しているメーカーがある程度限られていることが多いのです。

最終的には自分が納得できる機材を

以上のことをふまえた上で、いろいろな機材を参考に選んでみてください。
ただ、やはり長く使うものですので、最終的には自分が納得して「これだ!」と思えるものがベスト。
何よりも「撮影を楽しむこと」が、長く続けていく上での一番のポイントです。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
Atsushi Yamada

Atsushi Yamada

写真家。ときどきディレクターもやってます。 ワーホリ渡豪、20代で出版社立ち上げてフリーに。 英会話は日常会話レベル。都内の自社スタジオに棲息。 ブログでは写真や文章、クリエイティブ全般について語ってます。

よく読まれている人気記事

1

写真を撮ってメシを食う人のことをかつては「カメラマン」と呼んでいましたが、最近は「写真家」や「フォトグラファー」という呼び方も増えています。 正直どう違うの?という方のために、フォトグラファーという呼 ...

2

雑誌やムック、カタログなどの本をつくるためには、テーマやコーナー企画の立案以外にも、さまざまな準備が必要です。中でも、重要な設計図となるのが「台割(台割り・だいわり)」と呼ばれるもの。 今回は、紙媒体 ...

3

フリーランスとして生きていく上で「専門分野を極めるべき」あるいは「複数のスキルを持った方がいい」という両方の意見があります。はたしてどちらが正しいのでしょうか?実体験を交えながら、意見を述べてみたいと ...

4

みなさんは「パーマセル」って聞いたことありますか? プロの撮影現場ではほとんどの人が持っている、とても身近な道具なのですが一般的にはほとんど知られていません。 ちょっと高いけど、ものすごく便利なので一 ...

-撮影機材

© 2024 Atsushi Photolog Powered by AFFINGER5