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フリーランスライターを起用する際に見ていること【ディレクター&編集者目線】

2020年4月24日

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フリーランスライターを起用する際に見ていること【ディレクター&編集者目線】

2020年4月24日

僕の本業はフォトグラファーですが、ときどきコンテンツやWEBサイトのディレクターとしてお仕事を依頼いただくことも多いため、フリーランスライターさんの面談を行うことがあります。「キャスティングする側」の立場になるわけですが、そうした場合にどのような点を見ているか、まとめてみます。

募集はWEBサイトやIndeedから

まず、最初の募集は自社で運営しているWEBサイト上または、Indeedなどで行うことが多いです。「未経験可」の場合はクラウドワークス、ランサーズ、ココナラといったクラウド系登録サイトやスキルマーケットを検討することがありますが、即戦力で特に企業系の取材ができる人に関しては、別の方法でアプローチします。
企業によっては、Wantedly(求人情報WEBサイト)などで応募をかけることもあるでしょう。

クラウドサイトを利用するときは?

クラウドワークス、ランサーズといったクラウド系サイトでライターさんを探す場合は、自社案件でオウンドメディアやブログの記事を作成するケースになります。
取材やインタビューが伴う仕事はクラウド業務(本人と直接会わずに仕事を進めていただく業務)とは異なるため、依頼する内容も変わってきます。
うちの場合、取材&撮影を行ってコンテンツをつくることが多くなるため、ブログ系の案件以外は可能な限り一度ライターさんとお会いするようにしています。

面談する理由

取材系だと、だいたい1本15,000円以上のお仕事をお願いすることになります。継続した関係が構築できるように、一度どのような方かお会いすることはマストだと考えています。
その際に、一緒にお仕事できるかどうかというパーソナリティも拝見します。
いわゆる就職面接に近い感じですね。形式はもっとラフですが。
また、案件によってはひとりで取材に行っていただくこともあるため、まずはお会いしてからお話させていただくようにしています。

面談時において確認する点

いくつかあります。順をおって見ていきましょう。

写真

ライターさんの場合、応募時に履歴書や職務経歴書、それに過去の実績を一緒に送っていただく方が多いです。この際には、写真が貼ってある方がよりしっかりした印象を受けますし、「会ってみたいな」というイメージも湧きます。なにより、たくさん応募があるとどうしても顔と名前が一致しない、ということもあります。
面談後、その方にマッチする仕事が発生するのは、1週間後かもしれませんし、ひょっとすると半年後かもしれません。

とっさに連絡しようと思い立ったときに、どなたがわからないと連絡しづらい、ということもあるため、なるべく写真は貼っておいた方がよいでしょう。
(もし、SNSなどで確認できる場合、なくてもいいかもです)

過去の実績

やはり実績はしっかりと見るようにします。ここで、どのような分野が得意なのか、ということをヒアリングします。企業案件が得意な方に映画やアイドルの取材は難しいことが多いでしょうし、その逆も難しい場合があります。
実際には一緒に仕事をしてみないとわからないのですが、過去の経験などのお話を伺うことで、取材をお願いするときのイメージがある程度つかめてきます。

ギャランティ

経験豊富な方に予算のない仕事をお願いするのは心苦しいですし、若い方であれば「実績づくり、未経験の分野をもっと学びたい」というケースもあります。目安としてどれくらいのお仕事をお願いできるかという点も確認します。

人柄

これはとても大事ですね。取材先にはいろんな方がいます。言ってみればほとんど毎回、初めてお会いする方と仕事をするわけなので、長い目で見て一緒にサポートし合えるかどうかは、すごく大事なポイントです。

ちょっとしたアドバイス

そのほかに、気づいた点をまとめてみました。

仕事実績の見せ方

面談の際には、お仕事の実績を拝見しながら話を進めます。
個人的な意見では、過去の作品はたくさん見せてもらった方がいいです。ただ、中にはジャンルが違う仕事が混ざっていると不安に感じる担当者もいます。その場合は資料を2つにわけて持っていく、という工夫も必要ですね。
ちなみに、僕はまったく気にしません。

メインのポートフォリオ(ファイル)には、先方が求めている案件に近い仕事の実績、もう1冊のファイルはそのほかの仕事をまとめたものを準備し、話の流れで興味を示してくれるようだったら、2つめのファイルを見せるなど。プレゼンテーションの仕方に多少の工夫は必要です。

かけ離れた分野しか実績がない、という場合はどうしても仕事のチャンスをもらえる機会が少なくなってしまいます。(大学パンフレットの仕事にアイドルのコラム実績を持っていくなど)
何かしら近い実績があった方がプラスに働きます。

まとめ

今回は、フリーランスライターさんと僕がお会いして面談する際に、どのようなところを確認させていただくかを、解説しました。
わりと普通かもしれませんが、実績だけでなく、人柄や、「この人と仕事をしてみたいな」と相手に思わせる何かは必要かなと感じます。
「これから仕事の幅を広げていきたい」という人は、ぜひチェックしてみてください。

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Atsushi Yamada

Atsushi Yamada

写真家。ときどきディレクターもやってます。 ワーホリ渡豪、20代で出版社立ち上げてフリーに。 英会話は日常会話レベル。都内の自社スタジオに棲息。 ブログでは写真や文章、クリエイティブ全般について語ってます。

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