一眼レフで動画を撮影する際に必要な機材である、ジンバルの「MOZA Air Cross 2」を購入しました。手頃な価格にもかかわらず、使いやすい機材で大正解でした。詳細をレビューします。
目次
そもそもジンバルとは?
ジンバルは、スタビライザーという名称で呼ばれることもあります。
動画撮影時にカメラを載せて手ブレを抑えるための機材です。
それにしても、GIMBLEって実際の発音は「ギンブル」なのですが、なぜジンバルと呼ばれるようになったんでしょう?日本語英語だけど、不思議ですね。
日本ではDJIのRONINシリーズが有名です。ユーザー数もRONINが一番多いんじゃないでしょうか。
ジョイスティック&ジョグホイール
MOZA Air Cross 2のもっとも優れているのはここ。
この操作感が購入の決め手になりました。
手元にあるモニターでパン・ティルト・ロールの動きを簡単にオン・オフできます。
そのほかに、各軸ごとにそれぞれ、動き方のスピードを変えることもできます。
スポーツモード&インセプションモードなどの機能も
カメラの振りが素早くなるスポーツモード(Qモード)や、カメラをぐるっと回すインセプションモードも使えます。
バッテリー
バッテリーはUSBで直接充電できます。予備だけを購入することもできます。
メーカー公表の持続時間は12時間ですので、よほど長時間の撮影でなければ問題ないでしょう。
予備バッテリーも購入できます。
マンフロットアダプター
同梱されているアダプタープレートです。
こちらのプレートにカメラを取り付ければ、MOZA本体との着脱が簡単にできるようになります。
ですが、プレートをつけると重くなってしまうため、一眼レフには不向きです。
ミラーレスやスマホの場合は問題ありません。
アプリでの操作
MOZAシリーズはアプリでも操作可能です。ジャイロコントロールといってスマホを傾けることで操作ができます。
数回使ってみた上での感想
使いやすい操作感
もっとも優れているのは、手元のトリガーとホイールで簡単にティルト・シフト・ロールの切り替え操作ができること。
インセプションモードなどへの切り替えも簡単です。
ただし、一眼レフカメラに長めのズームレンズをつけていると、かなり重くなるためにバランスがぎりぎりになり、ちょっと厳しいというのが正直なところです。
僕は単焦点レンズと、広角気味のズームレンズをつけて使っています。
基本的に一眼動画のカメラだと、最近はソニーのαシリーズを使っている人がほとんどだと思います。
全体的なバランスを考えると、近年各社から発売されているジンバルは明らかにミラーレス一眼用(さらに突っ込んでいえばソニー用)に開発されているため、ソニーのカメラを使っている人はさらにメリットが大きいでしょう。
キヤノンやニコンの一眼レフで使いたい人は、少し工夫が必要です。
それでも、ヌルッとしたカメラの動きやクリエイティブなアクションショットで「攻めの動画撮影」ができるので、自分にはすごく合ってると感じますね。
堅牢性
他メーカーを含めたジンバル全体にいえますが、機材の堅牢性はまあ合格点...というところでしょうか。
特にネジ部分などのパーツは一般的な三脚などと比べると、耐久性が高そうな感じではありません。
僕は使っても月に数回程度なのでそれほど使用頻度は多くないので大丈夫そうですが、頻繁に使う人は丁寧に扱った方がいいでしょう。
https://www.atsushiyamada.com/blog/how-to-choose-the-best-gimbal/
MOZA Air Cross 2のメリット
価格が他機種に比べて安価
オートチューンで手軽に使える
手元のトリガー&ホイールで簡単に操作できる
堅牢性はそれなり
付属の拡張パーツ・オプションパーツが豊富
MOZA Air Cross 2のデメリット
長時間の持ち歩きには腕力が必要
一眼レフ+重いズームレンズの使用は厳しい
オプションパーツと一部カメラとの互換性がない
(例:ニコンD750ではリグが使えません)
まとめ
長文になったので本日はこのへんまで。
今回は、MOZA AirCross 2のレビューでした。
あくまでも個人的なレビューですが、参考にしてみてください。
詳細については、また詳しくまとめたいと思います。